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鬼滅の刃　話題　情報

活動自粛していた香川照之 スーパー歌舞伎「鬼滅の刃」に出演か

市川中車（香川照之、56）が12月の東京・歌舞伎座「13代目市川團十郎白猿」襲名披露興行に出演することが発表されました。銀座のクラブホステスへの性加害報道をきっかけに8月下旬からドラマやCMを降板するなど活動を自粛していましたが、昼の部「鞘當（さやあて）」で復帰するというものです。

「鞘當」で不破伴左衛門に尾上松緑、名古屋山三に松本幸四郎が出演することは発表されていましたが、そのほかの配役は未発表でした。中車は留男で、従弟の市川猿之助との交互出演となります。20年に予定された襲名興行では「助六由縁江戸桜」に朝顔仙平役での出演が決まっていましたが、今回は11月に中村又五郎、12月に市川猿弥が仙平役で出演します。関係者によると、中車が「鞘當」に出演することは以前から内定していたものの、8月下旬に性加害報道があって活動自粛に入り、その後、中車自身から出演辞退の申し出があったこともあって、発表のタイミングが遅くなったようです。

「鞘當」は吉原を舞台にした演目です。道ですれ違った不破と名古屋の刀の鞘が当たったことから、斬り合いになりそうな場面に茶屋女、あるいは茶屋の主人が留女、留男として仲裁に現れて、一触即発の状況を回避する役どころです。出番こそ最後のわずかな時間ですが、俳優としての位取りの高さ、貫禄が求められる役です。

テレビ復帰には時間がかかりそうですが、その分、歌舞伎に出演することが多くなるでしょう。人気漫画「鬼滅の刃」が24年2月、3月にスーパー歌舞伎として上演されることが発表され、市川染五郎、中車の息子の市川團子、幸四郎、猿之助の出演が決まっています。この顔ぶれと言えば、今年8月にも上演された「東海道中膝栗毛」シリーズのメンバーですが、中車も何度か出演しました。「鬼滅」でも何らかの役で出演することになるでしょう。中車が歌舞伎界入りしたのは2012年6月の公演でした。それから10年、俳優としてターニングポイントを迎えています。